- 優待と配当を併せて年利4%以上
- 連続増配
- PERが低い
株式投資をする際、投資金額に対するリターンを最大化するための一つの基準として 「優待と配当を併せて年利4%以上」 という考え方があります。この基準は、投資金額に対してどれだけのリターンがあるかを数値化し、効率的な投資先を見極める方法です。
「優待と配当を併せて年利4%以上」、この計算方法は次のようになります。
$$\text{総利回り(%)} = \left( \frac{\text{配当金} + \text{優待価値}}{\text{購入株価}} \right) \times 100$$
具体例
例として、1株1,000円の株を100株(投資金額 100,000円)購入した場合を考えます。
- 配当金
1株あたりの配当金が50円の場合、
配当金は次のように計算します:
50円×100株=5,000円50円 \times 100株 = 5,000円 - 株主優待の価値
優待として、年間で2,000円分のクーポンがもらえると仮定します。 - 総利回りの計算
総利回り(%)=(5,000円+2,000円100,000円)×100=7%\text{総利回り(%)} = \left( \frac{5,000円 + 2,000円}{100,000円} \right) \times 100 = 7\%
この場合、総利回りは7%となり、基準である年利4%以上を満たしています。
ポイント
計算の基準となるのは「購入したときの株価」です。株価が上がっても下がっても、自分が投資した金額を基準に考えます。しかしながら、購入時は出来るだけ安い時に購入するようにします。私の場合は、銘柄をお気に入り登録して日々価格をチェックし、値下がりしている時には指値で注文を入れるようにしています。
優待の価値は、金額が明確なもの(クーポン、商品券など)はそのまま計算し、不明確な場合(食品や雑貨など)は市場価格や自分の利用価値を考慮して見積もります。
配当だけではなく優待も含めて総利回りで判断することで、生活の実利を得るという投資スタイルが可能になります。